子宮筋腫による子宮摘出手術⑥【9~10日目・退院】

毎年冬になると親指が切れます。
これが意外に痛いです。
お札を数えるたびに"ひぃ~"と心の中で叫びます。ちょうど当たる部分なのでなかなか治りません。
かれこれ1カ月、治りそうなところまでいくもののまた切れるの繰り返しです。
なんと今年は左右両方切れるという悲劇のバードです。


いよいよ退院の日が近づいてきました!

入院9日目

痛みもほぼないし、食事は3食時間通りに出てくるし、仕事はしなくてもいいし、快適な入院生活です。

看護師さんたちは、みなさん本当に優しくて天使のようでした。
男性の間では、看護師さんと言えば人気で"白衣の天使"と大好評ですが、女性の間では"気が強い"というイメージがとかく持たれていると思います。

でも、今回実際に看護師さんたちにお世話になり本当に天使だと思いました。
私は、とてもじゃないけどこの仕事は出来ないなと思いました。
尊敬すると共に感謝の気持ちでいっぱいです。

退院の日時ですが、何も問題がなければ10日で退院できると事前に聞いていました。
特に問題もなく順調に9日目を迎えました。

この日は診察がありました。
診察は研修生の女の子がしてくれました。
私の体がお役に立てれば幸いです、という思いで診察台に上がりました。

そのあとは、先生から手術の報告や退院後の説明をしていただきました。
その時に初めて手術で摘出した筋腫と子宮を見せてもらいました。
実物ではなくパソコンでの画像ですが。

それを見た私は
「わ~!なんてきれいなの~!」
と思いました。
あまりそういったものは得意な方ではないし、そもそももっとグロテスクなものを想像していたので、この感想に自分自身でも驚きました。
800グラムか~。なかなかの重さです。

今回の手術で、子宮を摘出したので子宮頸がんの心配はもうありません。
今後、定期検診を受けなくてもいいのは楽かもしれません。

卵巣は残しているため、卵巣ガンのリスクはあります。
先生から、1年に1回は卵巣の検査をしてくださいと言われました。

そして突然
「もし希望するなら今日退院してもいいですよ」
と言われました。
10日目に退院するつもりでいたし、親にも10日目迎えにきてもらうつもりだったので笑顔で
「退院は明日でお願いします」
と答えました。
なんならもう少しだけ居たいくらいです。

無事に退院オッケーが出たので母に電話して、明日迎えに来てくれるようお願いしました。

そして夕方になると、看護師さんが入院費の概算が書かれた用紙を持ってきてくれました。

入院前にいろんな方のブログを読んでいましたが、みなさん大体7~8万と書いてあったので10万あれば足りるだろうと考えていました。
どのみち現金ではなくカードで支払いをするつもりだったので、病院にはお金はほとんど持って行きませんでしたが。

用紙の金額を見ると約7万でした。
個室にすれば金額はもう少しアップするでしょう。

入院の際に事前に限度額適用認定証を提出していたので、高額療養費制度が適用された金額での請求額です。

提出しなかった場合はあとで申請することが出来きますが、退院時にはいったん全部支払わないといけません。申請後に払い戻しされます。

最初から限度額適用認定証を準備しておけば、入院の時に大きい金額を準備する必要がなくなり経済的には楽だと思います。
おそらくこの手術の場合だと、全額払うとなると30万くらいになると思います。
限度額適用認定証を最初に準備しておくことをおすすめします。

さてその日の夜ですが、展望台に行って最後に夜景の見納めをしようと1人展望台に行きました。

展望台には誰もいませんでした。
展望台のロビーの椅子に座って、ぼーと夜景を見ているとおじさんが袋を片手に1人やって来ました。
そのおじさんは椅子に座ると、袋からお弁当をとり出して食べ始めました。

私は窓際に移動して外を眺めているとおじさんが話しかけてきました。

そのおじさん、どうやら入院したてで、検査入院だかで2週間ほどいないといけないのだとか。
病院の食事が物足りなく、こっそりここに来て食べているそうです。

食事制限もあるような事を言っていたけど、弁当がっつり食べて大丈夫なの?
しかも私が昼間に展望台に来た時もあなたここで何か食べていましたよね!?(笑)
大丈夫なの~、おじさん!!

食べ終えたおじさんは、こっそり弁当を食べるという用事も済んだのか病室に戻ろうとしました。
最後に
「あなたはいつまで入院ですか?」
と聞かれたので
「明日、退院なんですよー!」
と答えると
「それはおめでとうございます」
と深々と頭を下げ、エレベーターで降りていきました。

私はこのおじさんが心配です。
だって、いい大人が食事制限があるのに隠れてごはん食べてるし。
どうぞ身体に気をつけてくださいね、と心の中で祈りながら見送りました。

入院10日目

無事に退院の日がやってきました。
10日間はあっという間で、少し名残惜しい気持ちですが、私より前から入院している同じ病室の患者さんの事を考えたら退院できることを喜ばないといけません。

しかも、私の隣のベットの患者さんは私が入院6日目の時に来たのですが、どうやら二泊三日の抗がん剤治療のようでした。
声から察すると私より若いと思います。

看護師さんとの会話が聞こえてきて(なかなか声が大きかったので)、どうやら副作用で髪も抜けたようでした。
看護師さんや先生にけっこうクレーム?愚痴?をバンバン言っているのが聞えてきて、看護師さんって大変だなぁと思いました。
同じく野村さんもそのやりとりを聞いていて
「彼女すごかったね。看護師さんも大変だよね」
と言っていました。
その彼女の気持ちを思うとそれも辛いものがあります。

私はこの程度で済んでいることに感謝して退院しなくてはいけません。

人生でこんなに休めるのはこれが最初で最後かもしれません。
いい機会だしゆっくり休んでね、と周りから言われるのですが、一応手術した人間なので出歩くわけにも行かず安静にしていないといけません。
出来れば元気な状態で仕事を休みたいものです。

もっと早くからきちんと定期検診に行っていれば、今回のように手術なんてしなくても済んだと思います。
内視鏡でサッととって日帰りで済んだはずです。
全ては自分のせいです。

みなさんどうぞ早めの検診、早めの病院を。

未来の自分へ健康のプレゼント!!

です。