はかなく虚しいものである。
俳優の三浦春馬さんが自らこの世を去った。

悲しい。
特別ファンではなかったが、実力派俳優、真面目で優しい人柄が画面から伝わってきていた。
親御さんやファンの方や友人の気持ちを想うとよりいっそう悲しさが増します。
何よりご本人の気持ちを考えたら、胸が苦しくなります。
30歳。
まだまだ輝かしい人生が残されていたはずなのに、希望を失ってしまったのか。
人生の選択肢は他にもたくさんあったはずなのに、なぜその道を選択してしまったのか。
1つの道しか見えなくなってしまったのか。
とても責任感の強い方だったそうですね。
よく
「辛いなら逃げたっていい」
と言うけど、責任感の強い人ほど逃げられなくて、最後の最後まで逃げられずにパンクしてしまうのじゃないかと思う。
だから私は思う。
逃げるのではない。
自分が望む道をただ選べば良いのだ。
と。
こう考えれば、逃げるという選択肢を選ぶプレッシャーから逃れられる。
逃げる為に選んだ道ではない。
行きたい道、望む道を選んだだけ。
彼が死を選んだ理由は到底私にはわかるはずもないが、もし仮に仕事での重圧だったのだとしたら、仕事の量を減らすとかしばらく休業するという事は責任感の強い人間ほど出来なかったのかもしれない。
我慢して我慢して、悩んで悩んで。
ある日、突発的に何かが弾けるのかもしれない。
悲しい。
悔しい。
切ない。
道は1つではない。
たくさんあるとは言い切れないが、いくつかはある。
自分の心が望んでいる方向へまずは向かってみればいい。
どうしても周りに心配させたくないとか迷惑を掛けたくないと優しい人ほど思ってしまうかもしれないけれど、周りの人はあなたの悲しい顔や辛い顔は見たくないはず。
だから周りの人を信頼して、我慢せず遠慮せず方向転回すればいい。
最近、人を信じることが出来なくなっている自分がこんなこと書いて笑っちゃうけど。
信じられるのは自分だけ。
いや、自分すらも信じてはいけない。
などと思う今日この頃だったけど、いま改めて思ったのは、人を信じたい・信じようという気持ちが私の心の奥にあるようです。
焦らず、一歩一歩。
少しずつでもいい。
歩いていけば、新しい場所にいつか必ず辿り着ける。